要すると「衛生管理者道の教材が、費用が10倍以上もするユー○ャンやウェル○ットの教材よりも優れていることなどありえるのか?」という内容でした。
私はというと、実際、この質問にはガックリ来ました。
テレビの宣伝などでの会社名の高い認知度というのは、ただ単に「会社の名前を知っている」というだけで、これほどまで受験者を惑わす力があることに愕然としたからです。
これから書くことは、本来、教育・資格の業界に生きるものとして相当の問題発言です。また、インターネットの世界で商売する身においてもとても危険な発言です。
なぜなら、インターネットは広告によって成り立っており、すごい数の資格紹介サイトが大手のユー○ャンやウェル○ットにリンクして広告収入を得る構造になっているため、この世界で村八分になる可能性があるからです。
それでもどうしても伝えたいので勇気を持って発言したいと思います。
話は、第一種衛生管理者試験を対象にします。例として大変申し訳ないですが、某大手通信講座の「衛生管理者合格指導講座」というのを比較対象にしたいと思います。
1.某大手通信講座の「衛生管理者合格指導講座」
●料金 38000円
●合格までのスケジュール 6ヶ月推奨
●備考 メール質問可能
2.衛生管理者道「最短合格テキスト+集中試験問題集」
●料金 3700円
●合格までのスケジュール 最短15時間~受験申し込み後の教材購入推奨
●備考 質問するコースは別途6000円、基本的に完全独学推奨(ほとんど質問の必要がない教材の質で提供)
以上のように本当に同じ資格の教材なのか疑問を持たれてしまうほど、差は歴然としています。これほどの差が出ている一番大きな要因はこれです。
■大手の講座が実際の衛生管理者として業務をすることを想定し、合格後の実務面にまで深い知識に踏み込んで校正されているいること。
■衛生管理者道は、本試験に短期間で合格することを目的として作成したもので、
100点を目指すものではなく、合格点を目指しており、実務上も衛生管理者にとって必要な知識の全てを網羅するものでもない。完全に正しい知識の習得でなく、ただ、ただ、合格するための教材であること。
この点に尽きます。
衛生管理者の実務というものは、会社によって千差万別で、必ずしも勉強して得たものが業務に直結するとは限らないというのが、私の考えです。
その中で国家試験に合格した者でないと、衛生管理者になれないという法律なので、とりあえず合格してしまい、実務面はそれこそOJTでフォローしてゆけば良いものと考えています。
教材の文字数や、分厚さは、大手通信講座の方がかなり大きいです。衛生管理者道の教材は、更新の度に「いかに情報量を少なくするか」でいつも頭を悩ませています。それは合格の為には、必要ではない情報を減らせば減らすほど、合格への道のりが短くなるに決まっているからです。
どちらの参考書が優れているかは、受験者の判断ですが、この2つの比較はつまるところ、上記の通り目的が異なっている教材ということです。ですが、すごく不幸なことは某大手通信講座の教材を「合格しやすい」と勘違いして購入する受験者が多いという点です。
講座の説明のどこを読んでも、「試験にはまず出ることのない複雑な部分まで踏み込んで記載しています」とは書かれていないし、それどころか「読みやすい!理解がスムーズ!」と宣伝しているからです。
衛生管理者道では、その名の通り、完全に衛生管理者試験だけに焦点を絞って、全力投球しています。一方、大手は知名度も高く、インターネットでもバンバン広告を出す費用が捻出でき(38000円も取っていれば当たり前ですが)。初めての人がナントナーク安心するのでしょう。ですが、衛生管理者試験対策にかけている費用、労力は、きっと衛生管理者道のほうが遥かに上回っていると思います。
質問してくれた方には、これが私からの回答になります。
どちらがご自身の目的にあった教材かを御検討いただければ幸いです。
最後に若干逃げ腰発言ですが、大手通信講座の全てに対して言っているわけではありません。きっと衛生管理者以外の他の資格の講座では、すごく合格しやすい教材を発売されているのかもしれません。上記は衛生管理者講座に関することのみに意見したものです。

ユーキャンの第一種衛生管理者講座3万8千円
↑ご参考までに
